日本の温泉の泉質 一覧・まとめ

日本の温泉の泉質 一覧・まとめ

日本の温泉の泉質について

日本の温泉は、その泉質の多様さが特徴です。同じ温泉地でも、源泉によって異なる泉質を持つ場合があり、その違いを楽しむことも温泉旅行の醍醐味の一つです。

泉質とは?

温泉の泉質とは、温泉に含まれる成分の種類や量によって決まる性質のことです。泉質によって、温泉の色、におい、温度、そして効能が異なります。

泉質の種類と特徴

日本の温泉の泉質は大きく分けて9種類に分類されます。それぞれの泉質には、特徴的な成分と、その成分による効能が期待できます。

1. 単純温泉

  • 特徴: 無色透明で、においもほとんどないのが特徴です。

  • 効能: 万病に効くといわれ、神経痛、筋肉痛、関節痛などに効果が期待できます。

  • 代表的な温泉地: 湯布院温泉(大分県)

2. 塩化物泉

  • 特徴: 海水のような塩味があり、保温効果が高いです。

  • 効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性などに効果が期待できます。

  • 代表的な温泉地: 有馬温泉(兵庫県)

3. 炭酸水素塩泉

  • 特徴: 炭酸ガスを含み、肌触りがなめらかで美肌効果が期待できます。

  • 効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、美肌効果などが期待できます。

  • 代表的な温泉地: 白浜温泉(和歌山県)

4. 硫酸塩泉

  • 特徴: 硫黄のにおいが特徴的で、保温効果が高いです。

  • 効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性皮膚病などに効果が期待できます。

  • 代表的な温泉地: 草津温泉(群馬県)

5. 二酸化炭素泉

  • 特徴: 炭酸ガスを大量に含み、身体がぽかぽか温まります。

  • 効能: 高血圧、動脈硬化、冷え性などに効果が期待できます。

  • 代表的な温泉地: 別府温泉(大分県)

6. 含鉄泉

  • 特徴: 鉄分を含み、茶褐色をしていることが多いです。

  • 効能: 貧血、冷え性などに効果が期待できます。

7. 硫黄泉

  • 特徴: 硫黄のにおいが強く、白濁していることが多いです。

  • 効能: 神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性皮膚病などに効果が期待できます。

8. 酸性泉

  • 特徴: 酸味が強く、皮膚に刺激を与えることがあります。

  • 効能: 切り傷、火傷、慢性皮膚病などに効果が期待できます。

9. 放射能泉

  • 特徴: ラドンという放射性ガスを含み、無色透明です。

  • 効能: 関節リウマチ、神経痛などに効果が期待できます。

泉質を選ぶ際のポイント

  • 効能: 自分の症状に合わせて選ぶ

  • 肌質: 肌が敏感な人は、刺激の少ない泉質を選ぶ

  • 季節: 夏は冷泉、冬は温泉など、季節に合わせた泉質を選ぶ

表にまとめてみました。

 

泉質名

特徴

主な効能

代表的な温泉地

単純温泉 無色透明、無味無臭、お湯が柔らかい 神経痛、筋肉痛、関節痛など 湯布院温泉(大分県)
塩化物泉 海水のような塩味、保温効果が高い 神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性など 有馬温泉(兵庫県)
炭酸水素塩泉 炭酸ガスを含み、肌触りがなめらか 神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、美肌効果 白浜温泉(和歌山県)
硫酸塩泉 硫黄のにおい、保温効果が高い 神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性皮膚病 草津温泉(群馬県)
二酸化炭素泉 炭酸ガスを大量に含み、身体がぽかぽか温まる 高血圧、動脈硬化、冷え性 別府温泉(大分県)
含鉄泉 鉄分を含み、茶褐色をしていることが多い 貧血、冷え性
硫黄泉 硫黄のにおいが強く、白濁していることが多い 神経痛、筋肉痛、関節痛、慢性皮膚病
酸性泉 酸味が強く、皮膚に刺激を与えることがある 切り傷、火傷、慢性皮膚病
放射能泉 ラドンという放射性ガスを含み、無色透明 関節リウマチ、神経痛

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