守護のガイドたちの役割とエゴによる指示のちがいとは

私たちはそれぞれ、人生という壮大な旅の道中で、自分だけの特別なガイドを伴っています。この守護のガイドたちは、私たちが魂のレベルで決めてきたテーマに基づいて、人生の羅針盤のような役割を果たしてくれます。つまり、誰もが必ず、自分だけの「道しるべ」を持っていると言えるでしょう。
しかし、このガイドは、地図アプリのように「次に右に曲がって、100メートル進んで…」といった具体的な指示を出すわけではありません。むしろ、私たちが進むべき方向性を示し、その道中で出会う可能性を広げてくれる存在なのです。
例えば、あなたが画家だとしましょう。あなたのガイドは、あなたがどんな絵を描きたいのか、どんな表現方法があるのか、といったヒントを与えてくれます。しかし、具体的に「今日は赤い絵の具を使って、リンゴを描いてください」と指示することはありません。それは、あなたが自由に創造性を発揮し、自分だけの作品を生み出すためのスペースを残しているからです。
ガイドは、私たちが迷ったとき、あるいは新しい道に進みたいと思ったときに、多様な選択肢の中から最適なものを選ぶためのサポートをしてくれます。それは、まるで、冒険の途中で現れる賢い老人のような存在かもしれません。その老人は、私たちに経験や知識を授け、勇気を与えてくれますが、決して私たちの代わりに決断を下すことはありません。
ここで注意したいのは、ガイドとエゴの違いです。エゴは、私たちの内なる声として現れ、しばしば不安や恐れに基づいた「こうすべきだ」という強迫観念を生み出します。エゴには未来を見る能力はありません。エゴが私たちに与える指示は、過去の経験や固定観念に基づいたものです。そのため、エゴの指示に従ってしまうと、かえって自由な発想を阻害し、本来の自分を見失ってしまう可能性があります。
もし、あなたが「これは本当に私の心の声なのか?」と疑問に思うような指示を受けているとしたら、エゴのエネルギーの可能性があります。一度立ち止まって、自分の内側を見つめ直してみましょう。
わくわくが本来の自分のナビゲーターであることを思い出しましょう。
