2024年に予定されている宇宙イベント・5選

不思議な世界 星 異世界

その1 月へ「アルテミス2号」の打ち上げ

 

「アルテミス計画」は、ギリシャ神話の月の女神アルテミスに由来し、アポロンの双子である太陽神アポロンにちなんで名付けられました。

アポロ計画が1960年代から1970年代に人類を月に送り込んだのに対し、アルテミス計画はその後継であり、月を周回したアルテミス1号に続くアルテミス2号は有人飛行テストを行います。

10日間のミッションでは、4人の宇宙飛行士が宇宙船に搭乗し、月を周回して地球に帰還します。

打ち上げは2024年11月を予定しており、準備の進捗によっては2025年に延期される可能性もあります。

 

 

その2 木星衛星探査機「エウロパ・クリッパー」の打ち上げ

 

NASAのエウロパ・クリッパーは木星の衛星「エウロパ」の探査を担当し、エウロパは地球の月よりもわずかに小さく、氷の表面の下に液体の海が広がっていると考えられています。

その海の水量は地球の海の2倍で、地球外生命の可能性も期待されています。

エウロパ・クリッパーは氷の表面や地下を調査するために50回以上の飛行を行い、さらにエウロパから噴出する間欠泉も探す予定です。

2024年10月10日から21日に打ち上げ予定で、スペースX社の「ファルコンヘビー」で打ち上げられ、2030年に到着する予定です。

 

 

その3 月面の探査機「VIPER」の打ち上げ

NASAの月探査機「VIPER」は、2024年後半に月の南極での調査を開始する予定の小型ロボット車です。

元々は2023年に打ち上げが予定されていましたが、商業月面輸送サービスの一環としてアストロボティック社が開発するシステムのチェックのために延期されました。

VIPERの主な目的は、月の温度で揮発する「水」と「二酸化炭素」などを探し出すことであり、特に南極の永久影にある氷の水の分布を調査することが重要です。

これは将来の有人ミッションにおいて貴重な資源となることが期待されています。

VIPERは厳しい月の温度条件に対応するためにバッテリー、ヒートパイプ、ラジエーターを利用し、100日間のミッションをこなす計画で、2024年11月に打ち上げられる予定です。

 

その4 ルナー・トレイルブレイザーの打ち上げ

NASAの「SIMPLEx(Small, Innovative Missions for PLanetary Exploration)」計画は、他の打ち上げに便乗できる小型宇宙船を開発し、経費を節減することを目的としています。

その一環として、「ルナー・トレイルブレイザー(Lunar Trailblazer)」があり、VIPERと同じく月の水を調査する探査機です。

しかし、ルナー・トレイルブレイザーは月に着陸せず、代わりに軌道を周回しながら月面の温度を測定し、水分子の位置をマッピングします。

打ち上げは2024年初頭が予定されていますが、ライドシェアが前提であるため、他のミッションの状況に左右される可能性があります。

 

 

その5 小惑星探査計画「ヘラ」

 

ESAが主導する二重小惑星探査計画「ヘラ」は、NASAの「DART」との協力により進行しています。

DARTは2022年に小惑星「ディディモス」の衛星「ディモルフォス」に高速で衝突し、地球との衝突コース修正の可能性を試験しました。

ヘラのミッションは、2024年に打ち上げられ、DARTの衝突の影響を詳細に調査することです。

ディモルフォスの軌道変化は既に確認されていますが、ヘラはその影響をより詳細に分析し、国際的な惑星防衛ミッションの一環として、将来的に地球に対する危険な小惑星の防衛に貢献する可能性があります。

 

 

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