沖縄本島・最北端【辺戸岬】まるで太古の地球のような断崖絶壁の絶景・日の出

沖縄本島・最北端【辺戸岬】まるで太古の地球のような断崖絶壁の絶景・日の出

沖縄本島の最北端に位置する辺戸岬(へどみさき)へ行ってきました。

端っこ好きにはたまらないスポット。

ここは、ただ美しいだけではない、地球の力強さと沖縄の歴史が息づく特別な場所でした。

 

お急ぎの方は動画から↓↓↓

 

圧倒的なスケール!ダイナミックな断崖絶壁と海のコントラスト

辺戸岬に到着してまず目に飛び込んできたのは、隆起サンゴが作り出した雄大な断崖絶壁!そして、その断崖に太平洋と東シナ海の荒波が力強く打ち付ける様子は、まさに太古の地球の息吹を感じさせる大迫力でした。特に、風が強く吹くと、波しぶきが舞い上がり、自然の力強さに圧倒されます。

岬の先端からは、遥か彼方に水平線が広がり、晴れた日には遠く与論島伊是名島の影も確認できました。この広大な景色を前にすると、日常の小さな悩みなんて、どうでもよくなってしまいますね。そして、この場所で見る日の出や夕日は、さぞかし感動的だろうと想像が膨らみました。時間があれば、ぜひその絶景を体験したいものです。

歴史と神話が息づく場所

辺戸岬は、ただ景色の良い場所というだけではありません。ここは、沖縄の人々が本土復帰を願ってかがり火を焚いた、祖国復帰運動の象徴的な場所でもあります。岬の先端に立つ「祖国復帰闘争碑」は、当時の人々の強い思いを感じさせ、胸が締め付けられるようでした。

また、琉球の神話では、この地の近くにある「安須森御嶽(あすむぃうたき)」が、琉球の島々を創った女神・阿摩美久(あまみちゅ)が最初に創ったとされる聖地だそうです。壮大な自然の中に、深い歴史と神話が息づいていることに、改めて沖縄の奥深さを感じました。

隠れたパワースポット!?大地のエネルギーを感じる

荒々しい波が打ち寄せる様子や、近くに広がる大石林山の奇石群を目の当たりにすると、辺戸岬がパワースポットとして注目されているのも納得できます。自然のエネルギーを全身で感じられる場所、それが辺戸岬なのかもしれません。なんだか、訪れるだけで元気をもらえる気がしますね!

立ち寄りスポットも充実!

岬のすぐ近くには「辺戸岬観光案内所 HEAD LINE」があり、観光情報だけでなく、2階のカフェでは絶景を眺めながら休憩することもできます。屋上からの360度のパノラマビューは、見逃せませんよ!

かりゆしの像

辺戸岬にある「かりゆしの像」とは、多くの場合、辺戸岬の断崖の先端近くに建っている白い鳥のモニュメントを指します。

この白い鳥の像は、沖縄と本土の友好、そして与論島との交流を象徴するものとして建立されました。

「かりゆし」は沖縄の方言で「めでたいこと」「縁起の良いこと」「幸多かれ」といった意味を持つ言葉です。沖縄が本土に復帰するまでの間、辺戸岬は与論島と本土復帰を願う人々との交流の場となっていました。かりゆしの像は、この歴史的背景と、今後の沖縄と本土、そして与論島との発展と繁栄を願う思いが込められていると考えられます。

辺戸岬にある「かりゆしの像」の白い大きな鳥のモチーフは、実は頭が鳥で、体が魚の姿をした海の守り神、想像上の生き物をかたどっています。

これは、与論島のシンボルであり、「パナウル王国」という架空の独立国(与論島が観光PRのために作ったパロディ王国 パスポートなど特典などあり)の象徴として創られたものです。与論島と国頭村(辺戸岬がある村)の友好の絆を示す記念碑として、与論島から寄贈されました。

ヨロンパナウル王国のパナはヨロンの方言で花、ウルはサンゴのことで、花とサンゴに囲まれた南の海の王国という意味です。

つまり、ただの鳥ではなく、与論島の文化と、辺戸岬が位置する国頭村との交流を象徴する、特別な意味を持つ生き物なのです。

謎の不動明王

不動明王さんが断崖絶壁の崖っぷちに鎮座していました。由来は不明ですが、不動明王は、密教の最高位の仏である大日如来(宇宙の真理そのものとされる仏)が、人々を救済するために、あえて恐ろしい姿に変身した姿とされています。
悪を退け、人々を救済する強力な存在です。

一方の辺戸岬は、琉球開闢神話において女神アマミキヨが最初に神降りしたとされる聖なる山「安須森御嶽(あすむぃうたき)」に隣接しています。この地域全体が神聖な場所として認識されており、そのエネルギーを護る存在として不動明王が祀られた可能性が考えられます。

また辺戸岬は、太平洋と東シナ海の荒波がぶつかる非常に厳しい海の環境にあります。漁師や航海に携わる人々が、海の安全を願う人々の守護神として安置された可能性もあります。

鋭利な岩が露出する独特の地形

辺戸岬の先端に露出しているごつごつと尖った岩々は、その地質学的な歴史と形成過程を物語っています。主に以下の要素が複合的に作用して現在の景観が作り出されています。

1. 古い石灰岩の露出とカルスト地形

辺戸岬一帯、特に「辺戸御嶽(へどうたき)」と呼ばれる山地は、古生代〜中生代(約2.4億年前〜)に堆積した「海成石灰岩」で構成されています。これは、沖縄本島の中南部を形成する比較的若い琉球石灰岩(数十万年前〜)とは異なる、非常に古い時代の地層です。

  • カルスト地形の形成: 石灰岩は、水(特に二酸化炭素を多く含む雨水)に溶かされやすい性質があります。沖縄のような高温多湿な気候下では、雨水による石灰岩の溶食が活発に進み、独特の「カルスト地形」が形成されます。辺戸御嶽は、中国桂林やベトナムハロン湾と同じく、熱帯カルストの一種である「塔状カルスト」(円錐状の丘や塔状の岩峰が点在する地形)を呈しています。辺戸岬の尖った岩々も、この溶食作用によって作り出されたものと考えられます。

出典:

  • 日本の地質百選:辺戸岬[地質情報ポータルサイト] (web-gis.jp)

    • 「古生代~中生代の石灰岩である「辺戸御嶽」は、中国桂林やベトナムハロン湾と同じく、熱帯カルストの一種である「塔(状)カルスト」です」

2. 地殻変動と付加体

沖縄本島北部の地質は、太平洋プレートの上に積もった海底の堆積物が、**地殻変動(プレート運動)によって隆起してできた「付加体(ふかたい)」**が主体となっています。辺戸岬もこの付加体の一部であり、年代的に古い地層で構成されています。

  • 辺戸岬層・今帰仁層: 辺戸岬の地層は「辺戸岬層」や「今帰仁層」といった、三畳紀に堆積した塊状石灰岩が主な岩相をなしています。これらの地層は、約2億年前に南の海でできたサンゴ礁が、プレートに乗って移動し、現在の沖縄の位置で大陸プレートに付加(くっついた)されてできたものです。

  • 断層の存在: 辺戸岬には「辺土衝上断層」があり、琉球列島の地帯構造区分における本部累帯と国頭累帯の境界をなしています。こうした地殻変動の力によって、地層が複雑に褶曲したり、破砕されたりして、ごつごつとした地形が形成された可能性があります。

出典:

  • 沖縄本島の岬(残波岬 辺戸岬 知念岬 万座毛 ) – 癒し憩い画像データベース (iyashi.midb.jp)

    • 「北部は、主に太平洋プレートの上に積もった海底の堆積物が、隆起して生じた地質で年代的にも古いとことです。」

  • 沖縄の自然 – 西田進のホームページ (nishida-s.com)

    • 「灰色の方(手前左側)は、約2億年前に南の海のサンゴ礁でできた石灰岩がプレートに乗ってやってきてくっ付いた付加体で、本部層*の中の石灰岩である。」

  • 辺戸岬層 – TrekGEO (trekgeo.net)

    • 「模式地: 沖縄県 国頭村 辺戸岬; 付加コンプレックス; 堆積: 三畳紀; 付加: 前期 白亜紀. 堆積相: 海; 岩相: 塊状石灰岩. 層厚: 200 m; 上限: 不明; 下限: 辺土御嶽 断層 (へどうだき), 辺戸 構造線 (へど) = 仏像 構造線 (ぶつぞう).」

3. 海食作用

辺戸岬は、太平洋と東シナ海の荒波が直接打ち寄せる場所に位置しています。長年の間に、波の浸食作用(海食作用)によって、岩石が削られ、 undercut(えぐられる)されたり、鋭い形状に形成されたりしています。

  • 海食崖の形成: 辺戸岬は、海食によって形成された断崖絶壁が特徴的です。波の力によって岩石が削られ、時に岩肌が鋭く、尖った形状になります。

  • 新旧の石灰岩の混在: 辺戸岬では、前述の古生代の石灰岩と、比較的時代が新しい「琉球石灰岩」(13万年〜100万年前にここで堆積したサンゴ礁由来の石灰岩)が混在している箇所も確認されています。異なる時代の石灰岩が複雑に組み合わさり、かつ波の浸食を受けることで、より多様でごつごつした地形が形成されていると考えられます。

出典:

  • 断崖絶壁の沖縄最北端の岬 辺戸岬(へどみさき) | ぽてとのまったり北陸日記 (mattari-hokuriku.fc2.net)

    • 「鋭い岩肌の大地と・・・荒れ狂う波が押し寄せておりました」

  • 沖縄の自然 – 西田進のホームページ (nishida-s.com)

    • 「よく見ると色が異なる2種類の石灰岩がある。灰色の方(手前左側)は、約2億年前に南の海のサンゴ礁でできた石灰岩がプレートに乗ってやってきてくっ付いた付加体で、本部層*の中の石灰岩である。茶色の方(手前右側)は、13万~100万年前にここで生まれた琉球石灰岩である。」

 

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