【白兎駅と白兎の謎、葉山神社、月山神社】山形鉄道フラワー長井線 2022-09
フラワー長井線(フラワーながいせん)は、山形県南陽市の赤湯駅から西置賜郡白鷹町の荒砥駅に至る山形鉄道が運営する鉄道路線。
旧特定地方交通線の東日本旅客鉄道(JR東日本)長井線を引き継いだ路線である。
名称の「フラワー長井線」は、沿線に花の名所が多いことからきている。
沿線に花の名所が多いとは、知らなかったけど、どおりで駅によってはいろとりどりの花が楽しませてくれました。
またデザイン的にかわいいものがいくつかありました。
白兎駅(しろうさぎえき)
見渡す限り緑の、のどかな田園風景のど真ん中にあります。
山形県長井市白兎
このあたりの地名として「白兎」が含まれています。
白兎とどんな関係があるのでしょうか。
駅舎の中にウサギさんがいました🐰
全国にも白兎の話はありますが山形での白ウサギ伝説はどうなんでしょうか。
ここからは帰宅してからの調査です。
山形県新庄市で開催される祭として新庄まつりがあります。
その中のセットリストに「因幡の白ウサギ」があるようです。
しかし因幡は山陰地方です。山形県とどういう関係が。
調べると、白兎駅から北西に1kmぐらいの場所に葉山神社という狛兎さんがある神社がありました。
葉山神社(平地のほう) 長井市白兎字蔵京2269
現在の平地にある葉山神社の拝殿は、山頂遥拝殿のための口の宮(遥拝殿)です。
本宮は、山頂にある「葉山神社」です。平地からは3時間の登山とのことで大変ですね。
https://www.city.nagai.yamagata.jp/soshiki/kankobunka/2/3/5687.html「長井市HP」によると以下。
登山道の紹介
白兎コースは尾根伝いに山頂まで直登するコースです。距離はオケサ堀コースほどではない分、傾斜は厳しくなっています。
最初の数分はかなり急な階段を登ります。登り切ったところの左手に祠があり、登山道は右手になります。5分ほど歩くと、少し広いスペースがあり、そこにも祠があります。
【登り初めの急階段】
【登山道は右へ】
ここからはひたすら登りが続きます。V字状に抉られたような道が多いですが、展望がきく場所もいくつかあります。
90分ほど歩くと駒の平と呼ばれる少し開けた場所に出ますが、また林の中に戻ります。ここで半分くらいです。
後半になると次第に傾斜が急になっていきます。駒の平から30分ほどで姥石と呼ばれる場所があり、そこからさらに急坂になります。なお、岩盤が剥き出しになっている場所が多くなっているため、滑らないようにご注意ください。
50分程度歩いて急坂を登りきると、山頂の手前に鉾立(ほこたて)の水という水場があり、冷たい湧水を頂くことが出来ます。ここから山頂までは10分ほどです。
山頂(葉山山荘)付近
3コースの合流地点から数分で葉山山荘に到着します。葉山山荘はどなたでも自由に利用出来ます。
隣には葉山神社があります。
【3コースの合流地点】
【葉山山荘】
葉山神社 山頂 左から「月山宮」と「葉山宮」(2022-09現在の配置)
葉山神社について
・江戸期の山頂神社
羽黒大権現 別当寺 龍善院
月山大権現 別当寺 大蔵院
現在の葉山神社は山頂遥拝殿のための口の宮(遥拝殿)であった。・明治の神仏分離と修験廃止
羽黒大権現と月山大権現が「葉山神社」として統一された。
羽黒大権現の龍善院が神主となり、葉山神社を継承する。
月山大権現の大蔵院が光明寺となる。現 在
山頂には葉山と月山を祀った二つの社「葉山宮」「月山宮」があるが、後者は明治期に合祀された月山大権現を後世に復活させたものである。
また、古くなった社は20年ごとに建て替えられるが、新しく建った社を葉山神社とよんでいる。
山頂神社と遥拝殿の関係は現在も同じである。
葉山神社の祭神:保食命(うけもちのみこと:田の神)
2つの社はそれぞれ葉山・月山を祀った「葉山宮」、「月山宮」
古くなった社は20年毎に建て替えが行われ、常に新築された社が「葉山宮」、古い社が「月山宮」に遷宮される。
2022年9月現在、右側が「葉山宮」
参考URL
https://hoshimi-usagi.com/hayama-jinja-yamagata-shirousagi/
https://dricho.com/2018-08-07/
https://yamagatakanko.com/attractions/detail_1495.html
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