【4惑星直列】木星、金星、火星、土星、明け方の木星は今年初。2022年4月21日

4惑星直列

4惑星直列

 

 

未明、東南東の低空に4つの惑星が並んだ。

左下から西(右上)へ木星(-2.1等)、金星(-4.2等)、火星(0.9等)、土星(0.8等)。

薄雲があり、低空ではやや濃くなって木星の光を弱めている。この朝は400キロの上空を飛ぶISS(国際宇宙ステーション)が金星の上を東(左)へ通過する予報であったが、土星の下方で雲に隠れた。

明け方の木星が捉えられたのは今年初。

画像では見えないが木星のすぐ西には8等級の海王星があり、実は5つの惑星が黄道上に並んでいる。また春の明け方、黄道と地平線のなす角度が小さいことがこの画像からわかる。

 

・惑星が太陽をひと回りする時間を公転周期という(太陽と惑星の場合)。
木星の公転周期は約12年、土星は同約30年で、ともに一つの星座に1年から数年とどまる。一方公転周期が約8カ月の金星、同約2年の火星はみるみる星座の中を移動してゆく。金星と火星の動きは速い。
3月末には金星が土星を追い越し、4月上旬には火星が土星を追い越している。

5月1日の未明(4時頃)には金星が木星の南に並び、離角15′(月の直径の半分)の大接近となる。また5月29日の明け方には火星が木星の南38′に接近する。今年のこの後、金星の動きは火星より速く、両惑星の間隔はしだいに開いていく。

 

 

〔撮影データ〕2022年4月21日(月) Nikon D5600 F4.5 f10mm(ISO1600)
◆1 4:12:44〜4:14:53 露出2.5秒、22コマ比較明合成
ポラリエ・恒星追尾 トリミング
画像処理:ステライメージ8、Photoshop CS5     〔撮影地・沼津市/静岡県〕
〔アストロリサーチクラブ〕

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