「朝焼けは雨」は、まちがい。

「朝焼けは雨」という言葉があるようですが本当でしょうか?

日本の場合、偏西風の影響で、雲は西から東に移動しますから、天気は西から東に移動します。

偏西風

東の空は過ぎ去った過去の空模様ですから、東の空に見える朝焼けは、天気予報には使えません。

したがって「朝焼けは雨」は、まちがいです。

朝焼け

 

 

・偏西風

日本の偏西風は、一般的に高層大気において西から東へ向かう風のことを指します。

偏西風は、地球の回転によるコリオリ効果と大気の温度差によって生じるもので、特に中緯度地域で顕著に現れます。

日本付近の偏西風は、日本列島を東から西へ向かう高速な風の流れを指すことが多いです。

これは、シベリアやアジア大陸からの寒冷な空気が、太平洋の温暖な海洋気団とぶつかることによって引き起こされます。

寒冷な空気が温暖な海水に触れることで、気温差が生じ、その結果、偏西風が形成されます。

偏西風は高度によっても異なる特性を持ちます。高度が高くなるにつれて、偏西風はより強くなる傾向があり、ジェット気流として知られる高速の風が大気の上層部で形成されることがあります。これらのジェット気流は航空路にも影響を及ぼし、飛行機の移動に利用されることもあります。

偏西風は日本の気象にも影響を与えており、気象パターンや季節の変化に関連して重要な要素となっています。例えば、冬季には偏西風の影響で寒冷な空気が吹き込むことがあり、日本海側を中心に降雪が増加する一因となります。

夕焼け

・なぜ赤く見えるのか

夕焼けが赤く見えるのは、大気中での光の散乱現象によって、波長による色の強調が生じるためです。

朝や夕方は昼よりも太陽からの距離が長く、波長の短い青色系の光は散乱して弱まり、長い波長の赤い光が残り赤くみえます。

しかし雲が増えると光が遮られて暗くなります。

ですから西の空が赤いときは、西に雲が少ないということで、これからの天気も雲が少ないと予想できます。

夕焼けが赤く見えるのは、大気中の散乱現象と太陽光の性質によるものです。この現象は、「散乱」や「分光散乱」と呼ばれるものです。

太陽光は、さまざまな色の光(波長)から成り立っています。太陽からの光は、大気中に入ると、大気中の気体や微小な粒子と相互作用して散乱されます。この散乱は、光の波長によって異なるのです。

大気中で散乱される際、青や緑の光は短い波長を持つため、より強く散乱されます。一方、赤い光は波長が長いため、比較的少なく散乱される傾向があります。

夕方、太陽が地平線の近くに位置すると、太陽光は長い距離を進むため、大気中で青や緑の光がより多く散乱され、青い色は次第に減少します。その結果、散乱されにくい赤やオレンジ色の成分が目立つようになり、夕焼けが赤く見えるのです。

ため、正確な平均値は特定できません。

 

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