【天草・世界遺産】崎津教会、諏訪神社、海上マリア像 熊本県 2023-04
崎津教会
崎津教会は熊本県天草市にあるカトリック教会です。
1569年(永禄12年)、ルイス・デ・アルメイダ神父によってキリスト教の布教が行われたこの地では、1638年(寛永15年)の禁教令以後、激しい弾圧を受けながらも240年間に渡って「潜伏キリシタン」として信仰が守られてきました。
禁教が解かれて約15年後の1888年、﨑津諏訪神社の下に木造の﨑津協会が完成しました。
https://youtu.be/dezclUaumww
キリスト教の潜伏期から復活期の足跡が残る﨑津集落は、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつです。
現在の建物は昭和9(1934)年にフランス人宣教師ハルブ神父の時代に建てられたもので、重厚なゴシック様式の教会の堂内は、国内でもめずらしい畳敷きです。鮮やかなステンドグラスから優しい光が差しこむ穏やかな空間となっています。また、穏やかな羊角湾のそばに建つことから「海の教会」とも呼ばれています。
1888年に最初に建設されましたが、1934年に改装され、現在の場所に移されました。
2018年には、崎津集落の他の地域とともに世界遺産に登録されました。
この教会は「海の天主堂」とも呼ばれ、教会が建つ漁港一帯は、1996年(平成8年)、日本の渚百選「キリシタンの里 﨑津」に選ばれ、2001年(平成13年)には、日本のかおり風景100選「河浦 﨑津天主堂と海」、2011年(平成23年)には、天草市﨑津の漁村景観が「国の重要文化的景観」にも選ばれている。
諏訪神社
崎津集落を見下ろす高台に鎮座する正保4年(1647)創建の神社。豊漁・海上安全を祈願する崎津集落の鎮守で、境内には貞享2年(1685)銘の鳥居が現存。
禁教時代、崎津の潜伏キリシタンは、この神社の氏子として参拝の際には密かに「あんめんりゆす(アーメンデウス)」と唱えていた。文化2年(1805)の「天草崩れ」では、崎津、今富、大江、高浜の潜伏キリシタン約5000人が「宗門心得違者」として摘発され、所持していた信心具を差し出すように指定された場所でもある。
実は、最初の教会の場所は諏訪神社の登り口左手にあって、禁教の時代、信仰者たちは諏訪神社にお参りするという体で教会に訪れたという。
現在の教会が鳥居越しに見える。
鳥居ごしに教会の屋根が見えるのは世界でもここだけの映えスポット。
海上マリア像は、崎津教会から南に300メーターほどの岬の崎に立っています。
海からしか近寄ることはできませんが手前の駐車場の展望台から見ることができます。
教会には駐車場はありませんが、集落にいくつか駐車場が点在しています。
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